Windows標準ドライバのタイムスタンプはなぜ「2006/06/21」なのか

2017年2月10日 17:11

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記事提供元:スラド

 Windowsにデフォルトで含まれているデバイスドライバのタイムスタンプは、すべて「2006年6月21日」になっているそうだ(MicrosoftのDeveloperブログ記事「Why are all Windows drivers dated June 21, 2006? Don’t you ever update drivers?」)。

 ドライバのタイムスタンプは、Windowsの「デバイスマネージャー」で各デバイスのプロパティを開き、「ドライバー」タブで確認できるが、Microsoftが提供するものはどれも「2006/06/21」になっている。これは意図的なもので、2006年6月21日以降にリリースされたドライバについても、タイムスタンプはこの日付に設定するようになっているそうだ。

 この理由は、Windowsがドライバを検索する際、まずはハードウェアのハードウェアIDに対応するドライバを探し、それが複数見つかった場合はタイムスタンプが最も新しい物を使用するという仕様になっているためだという。Windows標準のドライバには過去のタイムスタンプを設定することで、サードパーティ製のデバイスドライバがインストールされていた場合はそちらを優先して利用するようにできるということらしい。

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