オフ-ホワイト% ヴァージル アブロー、2017年秋冬コレクション発表

2017年1月23日 08:14

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記事提供元:ファッションプレス

 オフ-ホワイト % ヴァージル アブロー(OFF-WHITE℅ VIRGIL ABLOH)が、2017-18年秋冬コレクションを2017年1月19日(木)にフランス・パリで発表した。

 テーマは「seeing things」。枯葉が落ちた会場は、まるで公園のような空間。冬のもの寂しげな雰囲気が漂う、その場所に現れたファーストルックは、ナチュラルベージュのボアコートで、インナーのトップスとボトムスはブルー。ランウェイ序盤はこの2つのカラーがキーとなった。ウィメンズに至っては、2色がグラデーションとなってランダムにドレスのヘムを彩っている。

 中盤以降、カラーはブランドらしいモノトーンへと移り変わる。大胆な市松模様は「off」のロゴが入った遊び心も加えたテキスタイルだ。袖口のアイコニックな模様はブラックとホワイトではなく、グラデーションで優しく色をのせた。

 その中に、今回のテーマを象徴する“葉”を添えていく。ひらひらと舞い落ちた枯葉が身体にそっと落ちたかのように、ところどころにモチーフが輝いている。一方で、いつか見た海の景色は写真のような描写的なもの、くすませた抽象画のようなものの両方が落とし込まれた。

 スタイリングは、ダブルブレストコートのようなトラッドなものもあれば、トラックジャケットのようなスポーティなものもある幅広いバリエーション。それらをぶつけるのではなく、当てはめて融合させている。今シーズンのオフ-ホワイト % ヴァージル アブロは、得意とするストリートの印象は控えめ。物事を見つめて心を研ぎ澄ました時のような、どこか優しさのある提案が冴えていた。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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