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Cyanogen、12月31日ですべてのサービスとナイトリービルド提供終了
headless 曰く、 AndroidベースのCyanogen OSを開発するCyanogenは23日、すべてのサービスとナイトリービルド提供を12月31日で終了することを発表した(Cyanogenのブログ記事、The Verge、Neowin、9to5Google)。
CyanogenはAndroidのカスタムROMを開発していたCyanogenModプロジェクトが資金を調達して2013年に設立。OnePlusなどのハードウェアパートナーを獲得し、2014年にはGoogleからの買収提案、2015年にはMicrosoftによる出資計画が報じられるなど順調だった。しかし、2015年4月に共同設立者で当時CEOだったKirt McMaster氏がForbesのインタビューで「Googleの頭に銃弾を撃ち込みたい」などと発言して以降、OnePlusとのパートナー契約が終了するなど状況が悪化していく。
今年7月には20%の従業員を解雇したと報じられ、OS開発からアプリ開発に方向転換するといった噂も出ていた。その噂を否定したKirt McMaster氏は10月にCEOを解任され、後任のLior Tai氏はOEMパートナー独自のカスタムROMに組み込み可能なCyanogen Modular OSプログラムを発表した。11月末には「Cyanogen自身」ともいわれるSteve Kondik氏が退社し、パロアルトとシアトルの2チーム体制からパロアルトの1チームに統合する計画も発表されている。
CyanogenModのオープンソースプロジェクトとソースコードは残していくと説明されているが、コアチームのサポートなしでのプロジェクト継続は困難とみられる。発表を受けてCyanogenModチームではCyanogenModのソースコードをフォークし、プロジェクト開始当初のような草の根のコミュニティーに戻って開発を進めていく計画を明らかにしていた。
なお、CyanogenModチームによる後継OSは「Lineage OS」という名称になるようだ(公式サイト、GitHub - Lineage Android Distribution)。
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