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Instagramユーザー数6億人突破、過去最高の勢い
Instagramは12月16日、月間アクティブ利用者数が6億人を突破したことを発表。特に若い女性からの支持を集めている、また新しい広告媒体として企業からも注目されている存在だ。[写真拡大]
米Instagramは現地時間の12月16日、月間アクティブ利用者数が6億人を突破したことを発表。特に今年6月に5億人を突破した後、半年で1億人もの利用者が増加し、急激にユーザー数を獲得している。
今年は24時間以内に投稿が消えて、気軽に日常をシェアできる「Instagram Stories」や、ライブ動画配信機能、動画や写真を保存できる「保存ボタン」の追加、興味関心に基づいてコンテンツの掲載順序を変更するフィードの導入など、新機能が強化されたこともユーザーの増加に繋がっていると言われている。
とりわけInstagramは若い女性に人気で、ネット調査を行うスマートアンサーは、10~20代女性の3人に1人はInstagramを利用しているという調査結果を発表している。従来のブログやTwitterといった文章が中心のSNSと比較して「画像を投稿する」という手軽さと、感性に訴えるコミュニケーションが女性を中心に支持を集め、これほどユーザーが増加したと思われる。
また、芸能人がInstagramを使っていることも要因にありそうだ。前述のスマートアンサーの調査でInstagramを利用している理由として最も多く挙げられたのが「好きなアーティストや芸能人の写真を見るため」ということだ。Instagramのユーザーが増える中、芸能人もプロモーションのためにどんどんInstagramを始める。更に一般ユーザーがInstagramを始めるという好循環も成功の一因になったと考えられる。
またInstagramは広告媒体としても注目を集めている。調査会社であるイーマーケターは、Instagramの広告収入が今年は15億ドルにも上るという見通しを立てている。昨年10月より日本でもInstagram上での広告が配信可能となった。画像による訴求は投稿に溶け込み、従来のような広告臭さが感じられず、ユーザーに違和感を与えずに集客できることが特徴だ。特にビジュアルの良さで訴求するアパレルやグルメといった業界と親和性が良く、プロモーションに活用されている。今後、Instagramの普及に伴って、企業においても活用が広がっていくことだろう。
勢いに乗り続けるInstagram。コミュニケーションツールとしても、広告媒体としても今後ますます注目が集まるのは間違いなさそうだ。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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