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【中国の視点】国民の米ドル買いが加速、1米ドル=7元台は視野に
記事提供元:フィスコ
*10:54JST 【中国の視点】国民の米ドル買いが加速、1米ドル=7元台は視野に
人民元安(対米ドル)進行を受け、中国人による米ドルの買いが加速していると報告されている。統計によると、個人が保有する外貨預金は今年1-11月に約32%増加したという。これは元安進行の一因でもあると指摘されている。
元の対米ドル仲値は20日、1米ドル=6.9468元に設定され、1米=7元台に迫っている。
専門家は、元の対米ドル為替レートは今年に入ってから約7%下落していると指摘。来年はさらに5%下落すると予測した。トランプ次期米大統領が中国製品に対し、45%の輸入関税を課すと発言したことも、元売り圧力を高めていると強調した。
中国人民銀行(中央銀行)が発表したデータでは、外貨預金の増加ペースは人民元預金の増加ペースの4倍になっているという結果が示された。また、中国からの資金流出圧力が強まっている中、元の対米ドル為替レートは一段と下落するとの見方が優勢になっている。
こうしたなか、個人資産を目減りさせないため、個人による米ドル買いが活発となり、この傾向は当面続くとみられている。《ZN》
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