反落も、押し目待ちに押し目なし、といった状況/ランチタイムコメント

2016年12月19日 12:06

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記事提供元:フィスコ


*12:06JST 反落も、押し目待ちに押し目なし、といった状況
 日経平均は反落。43.48円安の19357.67円(出来高概算8億4000万株)で前場の取引を終えた。16日の米国市場の下落や、これを受けたシカゴ日経225先物清算値が大阪比75円安の19305円だった流れを受け、利食い先行の展開に。米国ではFOMCやクアドプル・ウィッチングが通過したことで、クリスマス休暇に入る市場関係者も多く、より海外勢のフローは限られてくる。

 ただし、日銀の金融政策決定会合の結果を受けて、日米金利差を背景としたドル高・円安がさらに進む可能性がある。そのため利食い優勢ながらも押し目買い意欲の強さが意識されており、狭いレンジでのこう着が続いている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは医薬品、鉱業、電力ガス、食料品、化学がしっかり。一方で海運、その他製品、非鉄金属、鉄鋼、証券が冴えない。

 利食い優勢ながらも日経平均は陽線を形成しているほか、5日線が支持線として機能している。任天堂<7974>、ディーエヌエー<2432>のように調整色が強まっている銘柄も散見されているが、全体としては、押し目待ちに押し目なし、といった状況であろう。メガバンクが総じて下げているが、水準としては直近の高値水準であり、こちらも底堅さが意識されている。

 また、市場は日銀の金融政策決定会合の結果待ちであろうが、現状維持が見込まれている。しばらくは長期金利上昇を抑制することで金融緩和効果を強めることを優先するとみられている。日米金利差を背景としたドル高・円安がさらに進む可能性があるため、結果を見極めたいとする模様眺めムードもありそうだ。(村瀬智一)《AK》

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