BlackBerryブランドのスマホ、TCLが世界での製造・販売ライセンス

2016年12月18日 18:49

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記事提供元:スラド

BlackBerryは自社でのハードウェア開発を終了し、ソフトウェア開発に注力する方針を示しているが、BlackBerryブランドのハードウェアは中国・TCL Communicationが開発・製造・販売・カスタマーサポートの提供を行っていくことになったそうだ(プレスリリースThe Vergeの記事Consumeristの記事Softpediaの記事)。

両社は長期の契約を締結し、BlackBerryがソフトウェアとブランドの使用権をTCLにライセンスする。これにより、TCLはインドおよびスリランカ、ネパール、バングラデシュ、インドネシアを除く全世界でBlackBerryブランドのスマートフォンの独占的な製造権および販売権を得ることになる。なお、インドネシアでは現地通信会社のジョイントベンチャーにBlackBerryブランドをライセンスしており、インドの企業とも契約を進めているとのこと。

TCLはTCLブランドのほか、Alcatelブランドのスマートフォンを製造・販売しており、北米では4位、全世界でもトップ10に入る携帯電話メーカーだという。昨年初めにはPalmブランドを買収しているが、現在のところ製品は発売されていない。BlackBerryのDTEK50とDTEK60はTCLとの提携により開発されたもので、Alcatelブランドのスマートフォンがベースとなっている。

BlackBerryが今年リリースした端末はDTEK50とDTEK60の2機種のみで、いずれもキーボードを搭載していない。ただし、北米TCLの社長Steve Cistulli氏は来月開催されるCES 2017に関連して、「Remington No. 2 of 1878」とツイートしている。Remington No. 2は1878年に発売されたタイプライターということもあり、QWERTYキーボードを搭載するBlackBerry端末の予告とみられている(CrackBerryの記事)。 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | モバイル | ビジネス | ハードウェア | Blackberry

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