ルーヴル美術館特別展「ルーヴル No.9」大阪・福岡・名古屋で

2016年12月10日 17:47

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記事提供元:ファッションプレス

 ルーヴル美術館特別展「ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~」が、グランフロント大阪で、2017年1月29日(日)まで開催される。なお、福岡、名古屋にも巡回予定だ。

 2016年7月、六本木の森アーツセンターギャラリーから巡回がスタートした本展。ファッションプレスでは東京会場の様子とともに、本展の魅力を紹介する。

■漫画は“第9の芸術”

 フランスでは、「漫画」は「建築」「彫刻」「映画」「メディア芸術」などに続く“第9の芸術”とされ、近年では評論や研究の対象ともされている。大衆的な作品がある一方で、絵画のような複雑で技巧に富んだ作品も多く、子供から大人まで楽しむことができる。そうした特徴から、日本の「まんが」、アメリカの「コミックス」のようにフランス語圏では独自の漫画文化「バンド・デシネ(BD)」が発展を遂げてきた。

■美術の殿堂ルーヴル美術館が「漫画」の扉を開く

 そして、ついに世界最高峰の美術の殿堂ルーヴル美術館が「漫画」に扉を開いた。「漫画」を通して、より多くの人々にルーヴル美術館の魅力を伝えるための「ルーヴル BDプロジェクト」をスタート。漫画家たちにルーヴル美術館をテーマとして自由に作品を描いてもらうという前代未聞のこの企画には、日本の漫画家を含むフランス内外の著名な漫画家が多数参加している。

 本展では、フランス同様に独自の漫画文化を発展させてきた日本で、さらなる進化を遂げた本プロジェクトの全容を展覧会として紹介。300点に及ぶ原画や資料を、エキサイティングな演出とともに一挙公開する。フランス内外の著名な漫画家がルーヴル美術館をテーマに描いた作品が集結するだけでなく、日本人参加者である荒木飛呂彦、谷口ジロー、松本大洋の作品も登場。さらに、五十嵐大介、坂本眞一、寺田克也、ヤマザキマリらも加わり総勢16名の漫画家による、16通りのルーヴル美術館が表現される。

 日本で実現するルーヴル美術館と漫画家たちの華麗なるコラボレーションを見逃さないで。

【開催概要】ルーヴル美術館特別展「ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~」会期:2016年12月1日(木)~2017年1月29日(日)※12月31日(土)、1月1日(日)は休館会場:グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル イベントラボ住所:大阪市北区大深町3-1料金:一般・大学生 1,600円 中・高校生 1,200円 小学生 600円問い合わせ先:050-5542-8600(ハローダイヤル) ※8:00~22:00/年中無休【巡回情報】■福岡会場会期:2017年4月15日(土)~5月28日(日)※休館日:毎週水曜日(水曜が休日の場合はその翌平日)会場:福岡アジア美術館住所:福岡市博多区下川端町3-1開館時間:10:00~20:00(最終入場19:30)※最終日は18:00まで(最終入場17:30)■名古屋会場会期:2017年7月15日(土)~9月3日(日)会場:松坂屋美術館住所:愛知県名古屋市中区栄3-16−1

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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