大阪府立大、世界初の印刷技術による絆創膏型ウェアラブルデバイス開発

2016年11月25日 07:19

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開発した絆創膏型ウェアラブルデバイス(大阪府立大学発表資料より)

開発した絆創膏型ウェアラブルデバイス(大阪府立大学発表資料より)[写真拡大]

 大阪府立大学は24日、絆創膏(ばんそうこう)のように体に貼って心拍や皮膚温度などの健康状態や紫外線量を計測できるウェアラブルデバイスの試作品を開発したと発表した。

 「印刷技術を開発すること」で柔らかいフィルム上に活動量(加速度)センサを形成する技術を実現した。印刷技術によるセンサは世界初だという。従来の半導体によるセンサ製作技術と比べると、多種センサの集積化と低価格化が可能になる。

 今回の技術は、次世代の健康管理デバイスの実現だけでなく、モノや人がインターネットとつながるIoT社会への貢献やデジタルヘルスとしてのツールとしての利用が期待できる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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