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オーストラリア、野生のオナガイヌワシがドローンを撃墜
オランダ警察がドローン対策としてハクトウワシを配備したことが話題となったが、オーストラリア・西オーストラリア州のセントアイブス金鉱では野生のオナガイヌワシが調査用ドローンを攻撃して墜落させるトラブルが相次いだそうだ(ABC Newsの記事、Mashableの記事)。
調査用ドローンの本体はTrimble UX5で、金鉱を所有する南アフリカのゴールドフィールズ社が採掘エリアの3Dモデルを作成するために使用している。オナガイヌワシの攻撃により9機が墜落したのに対し、操縦者のミスにより墜落したのは1機のみだという。オナガイヌワシは縄張り意識が強く、UX5を侵入者とみなして攻撃しているようだ。
UX5の本体色は黒だが、調査チームでは攻撃を受けないようにさまざまなカモフラージュを試みている。中でも若いワシに見せかけるカモフラージュは成功し、50回ほどの飛行を無事に終了したが、これに気付いたオナガイヌワシは再び攻撃を始めたとのこと。
最終的に調査チームでは、気温の高い時間帯の飛行を好むオナガイヌワシの習性を利用して、調査用ドローンの飛行スケジュールを早朝に変更したそうだ。さらに、オナガイヌワシが見えたら飛行を中止するなどの対応を行うことで、調査を問題なく進められるようになったとのことだ。 スラドのコメントを読む | ITセクション | オーストラリア | idle | IT | テクノロジー | ハードウェア | Twitter | ロボット
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