大手キャリアのスマホ、SIMロックフリーでない理由は「転売」?

2016年11月16日 17:39

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 現在NTTドコモ・au・ソフトバンクのいわゆる大手キャリア3社が発売している携帯電話は、ほぼすべてSIMロックがかけられており、購入したキャリアのSIMしか利用できない。これに対しては利用者の自由を制限するとして批判があるが、キャリアがSIMロックを適用するのは悪質な転売があるから、という説明があるようだ(Yahoo!ニュース)。

 記事によると、新規契約とともに携帯電話端末を分割払いで購入し、その後端末を転売して料金を踏み倒すという行為を防ぐためにSIMロックを適用しているという。また、悪意はなくとも割賦支払いを滞納しているユーザーの数は「想像を超えた高い数字」だったという。記事ではSIMロックがないとこういった端末が中古市場により多く流出し、MVNOユーザーの手に渡ってキャリアの利益を圧迫すると説明されている。

 とはいえ、転売や滞納についてはキャリア側の信用調査が甘いからという理由もあるだろう。にも関わらず一方的にSIMロックで縛るのは善良なユーザーにとって不満でしかない。

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