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駆けつけ警護、他国軍からの要請は想定してない、稲田防衛相
稲田朋美防衛大臣は1日の記者会見で、南スーダンPKO活動に派遣する自衛隊員に「駆けつけ警護」任務を付与する場合「他国の軍隊から要請を受けるというのは、むしろ典型的ではないと思う。排除するものではないが、他国の軍隊の一人、二人が施設部隊の活動をしているという横で、何かそういった緊急事態に巻き込まれて、助けられるのであれば、何も排除することはないということ」と語った。
記者団が、安保法制において、他国軍からの要請があれば駆けつけ警護は、法律上可能で、排除はしないけれども、基本的な考え方としては想定していないということか、との問いに、稲田防衛大臣は「そういうことです」と答えた。
稲田防衛大臣は「行っているのは施設部隊だということと、UNMISSの中にも歩兵部隊もいれば、また、南スーダン政府の中にも治安をしっかりと維持する、そういった当局がありますので、他国の軍隊、他国の軍人を「駆け付け警護」するような場合というのは想定しにくい」と語った。
稲田防衛大臣は「南スーダンに行っている部隊は施設部隊であって、道路や施設の整備のために行っている。今回、駆け付け警護が平和安全法制の中で認められたが、あくまでも、活動関係者等から要請を受けて緊急的に、人道的な観点から自衛隊員が自らの安全を確保しつつ、対応できる範囲において保護していくということ。できうる範囲において、救える人を見殺しにしないということ」と強調した。(編集担当:森高龍二)
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