マイナンバーカード、システム障害で一時交付できず

2016年10月25日 18:27

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、22日午前、マイナンバーカード(個人番号カード)の作成業務を行っている地方公共団体情報システム機構でサーバーのハードウェアが故障し、一部の市区町村でマイナンバーカードの交付ができない事態となっていたそうだ(地方公共団体情報システム機構の発表産経新聞)。

 障害は22日の業務開始(8時00分)より発生し、市町村と機構との中継サーバー4台のうち1台が正常に動作しなかったという。そのため一部の市区町村でマイナンバーカード交付などの業務に影響が出たそうだ。10時52分に正常動作していないサーバーを切り離し、正常稼働しているサーバーに通信を分散することで市区町村での業務は正常通り可能になったという。

 障害の原因は正常に動作しなかった中継サーバーのハードウェア故障で、18時20分に故障した部品を交換して正常に動作することを確認した。その後、詳細な原因分析等のためにログ解析等を行っているとのこと。

  4月に恒久的な対策が完了した一連の不具合と今回の不具合は原因が異なり、また一連の不具合の対策後では初めての障害だった。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | 政府

 関連ストーリー:
マイナンバーを発行する地方公共団体情報システム機構、システムを開発した富士通を訴える方針を示す 2016年08月29日
マイナンバーのチェックデジットは仕様上入力ミスを検知できない場合がある 2016年07月25日
マイナンバーカードに付属するカードケースに対しマイナンバーが格納されているQRコードを隠していないとの指摘 2016年06月21日
マイナンバーカード管理システム障害の原因が判明 2016年05月03日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事