「世界保健機関が、性的パートナーがいない人は障がい者と認めた」というデマが広まる

2016年10月25日 08:54

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記事提供元:スラド

 「性的パートナーを見つける能力がない人は不妊者とみなされ、病人、障害者とみなされる」というデマがネットで広まっているそうだ(ITmedia)。

 発端はSputnikの翻訳記事で、英Telegraphの記事を参照しているのだが、「性的パートナーを見つける能力がない人は不妊者とみなされ、病人、障害者とみなされる」という部分は完全なる誤訳で、正確な訳は「医学的に問題が無い独身男性/女性についても、子供がおらず親になることを希望しているのであれば『不妊』との扱いになる」というのが正しいようだ。

 従来の世界保健機関(WHO)による「不妊」の定義は、「12か月以上(避妊をせずに)性行為に及んでも子供ができない」というものだったが、新たな定義では性的パートナーを見つけられない人も不妊扱いされるという点。これにより、こういった人々も体外受精などの子供を作る手段を優先的に利用できるようになる可能性があるという。

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