関連記事
実験室で卵巣の環境を人工的に再現し卵子を大量生産することに成功
記事提供元:スラド
九州大学などの研究グループが、マウスの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から卵子を大量に作り出し、その卵子から子供を誕生させる過程をすべて実験室環境で行う実験に成功したそうだ(NHK、時事通信、Nature誌掲載論文)。
実験ではマウスの尻尾の組織から作ったiPS細胞を培養液の中に入れ、培養液の成分を徐々に変えることでマウスの卵巣の中の環境を人工的に再現したという。その結果、iPS細胞から成熟した卵子およそ1000個を作り出せたそうだ。卵巣の環境を人工的に再現して卵子を作り出すことに成功したのは世界で初めてだという。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | バイオテック
関連ストーリー:
iPS細胞とES細胞からマウスの視神経細胞を作製することに成功 2016年07月02日
理研、iPS細胞から毛包や皮脂腺などを持つ「皮膚基幹系」の再生技術を開発 2016年04月05日
iPS細胞から肝臓と同様の働きを持つ臓器を作ることに成功 2016年03月19日
iPSから作った幹細胞を凍結保存する新技術 2016年01月30日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
関連キーワード