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Windows 10 Mobile端末でx86アプリを利用可能なHP Workspace、月49ドルから
headless 曰く、 HPが2月にElite x3を発表した際、仮想化によりx86アプリを実行可能な「HP Workspace」の搭載が告知されていたが、その詳細が明らかになった(Neowin、Engadget、WinBeta)。
Workspaceはクラウド上の仮想マシンを使用することでx86アプリの実行を可能にするというもので、1か月に40時間まで利用可能なEssentialと1か月に80時間まで利用可能なPremiumの2種類のサービスが用意される。ユーザーには専用の仮想マシン(vCPU×2)が割り当てられ、仮想マシンのRAMはEssentialが4GB、Premiumが8GB。アプリはEssentialは10本まで、Premiumでは無制限に利用できる。Workspaceが使用できるのはContinuumモードのみで、実行にはDesk DockまたはLap Dockが必要だ。利用に必要な通信速度は最低1Mbpsとなっているが、HPの担当者によると大幅に速い方が望ましいとのこと。Workspaceアプリ自体はLumia 950など、Continuumに対応したWindows 10 Mobile端末でも利用可能だという。
実際にWorkspaceを試したEngadgetによると、仮想化されたアプリの使用時に感じるような速度低下があるという。それでもアプリの実行速度自体は十分だが、文字入力時には明らかな遅れを感じるとのこと。本格的にサービスが開始され、利用者が増えた場合にはさらに速度が低下する可能性も指摘している。なお、Workspaceを使用しない場合でも、ContinuumモードではMicrosoft Edgeでタブを開閉するのに数秒かかるといった速度低下がみられるそうだ。
Neowinによれば利用料金はEssentialが年579ドル、Premiumが年939ドル。EngadgetではEssentialが月49ドル、Premiumが月79ドルとしている。2017年1月31日までにDesktop DockまたはLap DockがバンドルされたHP Elite x3を購入すると、Premiumが60日間無料で利用できる。いずれにしても、月40時間/80時間では短すぎると思われ、料金やパフォーマンスも考慮すると別途PCを使った方がよさそうな感じでもある。スラドの皆さんはどう思われるだろうか。
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