Windows 10をアップデート後、ディスククリーンアップで3.99TBの項目が表示されるとの報告

2016年10月16日 16:31

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記事提供元:スラド

Windows 10の更新プログラム関連のトラブルが先日も話題になったが、11日に配信開始されたKB3194798/KB3192441ではインストールに失敗するユーザーがいる一方、成功した環境でディスククリーンアップを実行すると3.99TBの項目が表示されるといった報告も出ている(Softpediaの記事InfoWorldの記事Windows 10 update history)。

KB3194798はWindows 10 バージョン1607(Anniversary Update)の累積的な更新プログラムで、インストールするとOSビルドが14393.321に更新される。KB3192441はWindows 10 バージョン1511用の累積的な更新プログラム(OSビルド10586.633)だ。11日には初期バージョンのWindows 10向けに累積的な更新プログラムKB3192440 (OSビルド10240.17146)も配信されているが、こちらについては特に報告は出ていないようだ。

ディスククリーンアップでサイズが3.99TBと表示されるのは「Windowsアップデートのクリーンアップ」という項目で、「システムファイルのクリーンアップ」を実行すると表示されるものだ。実際に3.99TB分のファイルが保存されているわけではなく、システムドライブが32GBの環境でも発生することが報告されている。

ただし、クリーンアップ処理に時間がかかるという報告はあるものの、処理は正常に実行されており、実害はないようだ。Microsoftでは今回の更新プログラムについて幅広い環境に影響する問題はないと認識しているとのこと。手元の環境(OSビルド14393.321)で確認してみたところ、「Windowsアップデートのクリーンアップ」はスキャン対象になってはいるようだが、削除可能な項目としては表示されなかった。 スラドのコメントを読む | ITセクション | アップグレード | バグ | Windows | IT | ストレージ

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