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ソイレントの固形食品、食中毒のような症状が出たという苦情が相次いで販売中止に
1食分の必要な栄養素をすべて摂取できる液体食品としてスラドでも話題になったSoylentが、固形の「Food Bar」を8月に発売したのだが、食中毒のような症状を訴える購入者からの苦情が相次いで販売中止となった(Soylent Blogの記事、Ars Technicaの記事、Eaterの記事)。
Food Barは大豆タンパクや海藻の粉末をベースに、甘味料のイソマルツロースやビタミン、ミネラルを配合したもの。人間など動物由来の成分は含まれず、完全な植物性だ。1本で1日に必要な栄養素の12.5%を摂取できるという。しかし、9月7日に食後の吐き気や嘔吐、下痢などの症状が出たとする苦情がSoylentのフォーラムへ投稿されて以降、同様の苦情が増加していく(Ars Technicaの記事[2]、Eaterの記事[2])。
Soylentでは当初、苦情は販売したFood Barの0.03%であるとし、食べ残しを回収して試食したが問題は発生せず、微生物学的検査でも問題はなかったと説明していた。製品は安全であると確信しているが、人によってはアレルギーや不耐性の可能性があるので、医師に相談するべきだとも述べていたという。
しかし、9月末までに13件だった苦情は10月に入ってRedditやHacker Newsにも拡大し、11日までに57件となった。Soylentのフォーラムでは、必要な栄養成分だけを組み合わせた食品というアイディアが基本的に誤りなのではないかといった指摘も出ている。
その結果、Soylentはさらに調査を行い、製品が絶対に安全であると確信できるまでは販売を中止することを決定。購入者には返金を連絡し、製品を食べずに廃棄するよう求めている。なお、SoylentではFood Bar以外の液体や粉末の製品は今回の問題の影響を受けないとしている。 スラドのコメントを読む | idleセクション | ビジネス | 医療 | idle
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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