日本将棋連盟棋士にカンニング疑惑、出場停止に

2016年10月14日 22:05

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記事提供元:スラド

esuta 曰く、 日本将棋連盟が12日、第29期竜王戦で渡辺明竜王への挑戦者に決定していた三浦弘行九段について、過去の対局におけるスマホ利用などの不正疑惑が払拭されないため、出場停止処分とすることを発表した。竜王戦では丸山忠久九段が繰り上がりで渡辺明竜王と対局することになる(朝日新聞日本将棋連盟の発表)。本人はぬれぎぬであるとして否定している。

 日本将棋連盟は先に棋士に対し対局室への電子機器持ち込みを規制することを決定しており、15日に開幕する竜王戦七番勝負は、金属探知機も使って手荷物などの検査を実施することで対局者が合意している(毎日新聞)。なぜ竜王戦だけは処置がすでに決定しているのか、そしてどうしてこんなに厳重なのか、などとの思惑がとびかっていたが、水面下では疑惑の人物が特定されていたのかもしれない。

 すでにチェスでは同様の事件が幾度も起こっており、将棋においても可能性はあると考えられていたが、フェア精神で守られるだろうとの見方が強かった(と思う)。タレコミ人は本件が残念な第一号となって欲しくないと強く思っている。

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