遺伝的アルゴリズムとGPGPUを使ってFM音源の音色設定パラメータを自動化する手法

2016年10月12日 21:32

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 かつてゲーム機や携帯電話の音源として多く使われていたことでも知られるFM音源は派手な音色を得意とするいっぽう、音色の作成にはノウハウが必要で、直感的な音色作成ができない点が弱点とされている。特に、既存の楽器と似た音色を作ることは難しいとされていた。このFM音源の音色作成を遺伝的アルゴリズムを使って自動化するという手法が開発されている模様(発表資料公開されているソースコード)。

 この手法では音色の比較にはFFTが必要となるため、処理に時間がかかるというのが弱点であるが、これはGPGPUを使って並列化を行うことで解決したようだ。これにより、約2時間26分程度で41秒のサンプリングデータに近い音色パラメータを決定することに成功したという。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | テクノロジー | IT | 音楽

 関連ストーリー:
FM音源チップが手に入るガチャガチャ「FM音源伝説」 2013年09月17日
8bit機時代のゲームのテイストを再現した最新ゲーム「シュタインズ・ゲート 8bit」発表 2011年07月22日
「PC-蘇る9801伝説」 2004年01月20日
三菱電機がディープラーニングアルゴリズムを自動設計するアルゴリズムを開発 2016年10月13日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事