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群馬県調査、4人に1人は100m未満の移動でも自動車を利用
群馬県が実施した人の動きの実態を把握する「パーソントリップ調査」によると、4人に1人は100m未満の移動でも自動車を利用することがわかったそうだ(調査結果 速報版、YOMIURI ONLINEの記事)。
この調査は2015年度と2016年度に実施されたもので、現在公表されているのは2015年度分の速報値だ。2015年度の調査は前橋・高崎都市圏および両毛都市圏が対象で、約6万世帯、約13万人が回答しているとのこと。
調査では通勤、通学といった移動の1単位を「トリップ」とし、1回のトリップで最も優先順位(鉄道>バス>自動車>二輪車>徒歩)の高い交通手段を「代表交通手段」と呼んでいる。これらの都市圏では自動車運転免許保有率が男性79.6%、女性68.3%となっており、代表交通手段は自動車が77.6%を占める。代表交通手段に占める自動車の割合は全国の地方都市圏で有数の高さだという。
代表交通手段を移動距離別にみると、100m未満でも自動車が26.3%を占め、100m~300mでは36%、300~500mでは49.8%まで増加。500m以上の移動では半数以上が自動車を利用している。高齢者では自動車免許の有無によって外出率が多く異なり、保有者の外出率は77.5%、非保有者は44.9%となっている。84.8%が免許を保有している65~74歳の前期高齢者と比べ、保有率28.9%の後期高齢者では大幅に外出率が低くなる。
移動目的別の代表交通手段をみると、自動車の割合は通勤(84.8%)、業務(93.5%)、私事(82.8%)で高く、通学では19%と低くなっている。公共交通機関の利用は15~20歳に多いようだ。 スラドのコメントを読む | 日本 | 統計 | 交通
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