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近年増加する大規模かつ精巧なDDoS攻撃、なんらかの調査を意図している?
あるAnonymous Coward曰く、 セキュリティ研究家のブルース・シュナイアー氏によると、ここ1、2年で「インターネットの根幹を担う企業の攻撃耐性を探るような動き」が活発化しているという(シュナイアー氏のブログ)。
最近の攻撃の特徴は、これまでの典型的なDDoS攻撃よりも強力かつ長時間であるとともに、徐々に攻撃を強めていって、どこまで耐えられるか調査しているかのような挙動を見せる点だという。その帯域の太さと精密さから、背後には大きな国家がいるのではないかと想像されている。
攻撃方法も、同時に複数の箇所に攻撃を行い、それらへの対応速度が計測されているように見えるという。VeriSignのDDoS傾向レポートも、「2016年の第二四半期は攻撃がより頻繁かつ長期的かつ複雑になっている」と報告している。こうした規模と、特に攻撃時間の持続性を考えると、個人や企業・団体というよりは軍隊を想起させるとシュナイアーは述べている。冷戦時代に米軍機がソ連の領空を飛行し、どれほどの高度まで、どれほどの時間で反応できるかを探ったように、と。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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