政治的権利が低い地域の人々はインターネットアクセスを制限されている傾向がある

2016年9月16日 14:38

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記事提供元:スラド

taraiok曰く、 インターネットのグローバルな普及は、政府の透明性や政治的権利、そして民主主義と強く結びついている。しかし、独裁政権国家などではフィルタリングなどによって言論の自由は制約され、これが「デジタル・ディバイド(情報格差)」を広げる結果になっている。最近ではこうした独裁政権国政府が検閲に加え、政治的な反体制者に対してインターネットアクセス自体を禁止することで、反体制者の影響力の増大を防ぐ傾向にあるという(MIT Technology ReviewScienceSlashdot)。

 ドイツ、コンスタンツ大学の政治学教授Nils Weidmann氏らの研究チームは、世界各国の各地域、特に独裁政権地域でのインターネットアクセスがどのように変化するかを反映した新しいグローバルマップを作成した。このグローバルマップは世界的なトラフィック量のデータベースを使用し、地域ごとのインターネットアクセストラフィックを可視化したものとなる。その結果、いわゆる少数民族のように政治的な権利の低い地域に住む人々がインターネットアクセスを制限されている傾向が分かったという。

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