MySQLにパッチ未公開の深刻な脆弱性が見つかる、MariaDBなどでは修正済み

2016年9月14日 11:22

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 MySQLに複数の深刻な脆弱性が発見されている(ITmediaQiita)。

 中でもCVE-2016-6662については、LD_PRELOADを使った攻撃となっており、rootで動作しないはずのMySQLでroot権限を奪取でき、任意のコードを実行される危険性があるという(SECLISTS.ORGlegalhackers.com)。

 mysqld_safeラッパースクリプトを使用せずsystemdで直接起動している場合は影響がないかもしれないし、どこかでラッパーを使用していて脆弱かもしれない。また、未公開のCVE-2016-6663を使うと容易にFILE権限が取れるという。

 この脆弱性はMySQL5.7系、5.6系、5.5系の全バージョンにデフォルトの状態で存在するとのこと。この脆弱性自体は7月に発見されたもので、MySQLからフォークしたPerconaDBやMariaDBについては8月中に修正パッチがリリースされたが、MySQLについてはまだ修正パッチは公開されていない。Oracleは10月18日に公開する定例パッチでの対処を予定しているという。

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