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シンガポールのジカウイルス、南米から持ち込まれたものではない可能性
headless 曰く、 8月29日以降、シンガポールでは200名以上のジカウイルス感染者が確認されているが、このジカウイルスは南米から持ち込まれたものではない可能性が出ているそうだ(The Straits Times)。
シンガポール国立公衆衛生研究所とシンガポール科学技術研究庁(A*STAR)のバイオ情報研究所は、共同で最初の感染者グループ2名から採取したジカウイルスのDNAシーケンシングを完了。分析の結果、ウイルスはいずれもアジア系統であることが確認されたそうだ。そのため、2名の患者は南米から持ち込まれたウイルスに感染したのではなく、以前から東南アジアに存在するウイルスに感染したものとみられるとのこと。
東南アジアでは1960年代にはジカウイルスが確認されており、この地域の人々は既に免疫を持っている可能性があるという。また、ブラジルのジカウイルスは妊娠した女性が感染すると小頭症の子供が生まれる可能性が高いことが指摘されているが、この地域のジカウイルスでは異なる可能性もあるとのことだ。
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