ドイツ・デメジエール内相、テロ対策として空港や駅での顔認識ソフトウェアの導入を求める

2016年8月26日 11:21

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記事提供元:スラド

taraiok曰く、 ドイツのトマス・デメジエール内相は、7月に発生したIS主導とされるテロ事件2件を受けテロ対策を強化している。そのうちの一つが駅や空港に顔認識ソフトウェアを導入する計画だ。これは新たなテロ容疑者を国内に入れないためのものだ(RTENEWSSlashdot)。

 ドイツではナチスのゲシュタポや東ドイツ時代のシュタージによる民間人への監視が存在したことから、こうした監視は人現侵害に繋がるとして批判的な意見が強い。しかし、デメジエール氏はインタビューで、「私たちは、個人のエントリーカードの厳密なチェックと言ったセキュリティ強化対策に慣れる必要がある。これは退屈かつ不快なものではあるが個人の自由を制限するものではない」と語った。

 なお、同氏はスラム教徒女性の顔と全身を覆う衣服であるブルカの一部禁止を求めることや過激派戦闘員からドイツ国籍を剥奪するといったことも提案している(AFPの記事1AFPの記事2)。

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