人間は適切なタイミングで表示されないセキュリティ警告を9割方無視する

2016年8月23日 15:32

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 Brigham Young University(BYU)がGoogle Chromeの開発者らと共同で行った研究結果によると、最大9割の人がソフトウェアの表示する警告メッセージを無視しているという(PHYS.ORGSlashdot論文要旨)。

 論文によると、Webページを閉じるときのポップアップ警告については74%が無視、動画を見ている最中の警告は79%が無視、情報を転送するかどうかの確認については87%もの人が無視していたという。

 多くのソフトウェアでは、ユーザーが行っている操作に関係なく強制的に警告メッセージを表示する。しかし、人間の脳はマルチタスクには向いていないため、このようなメッセージは無視される傾向が高いという。

 警告の表示タイミングを工夫することによって、この問題を緩和させることは可能だそうだ。具体的には、動画の再生後に表示させたり、ページのロード時間中に表示させたり、設問中に表示させたりといった具合に、人間がタスクを中断したときに表示させるのが一番適切な表示方法だとしている。

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