実験で「CP対称性の破れ」の存在を示唆する結果が確認される

2016年8月8日 16:48

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記事提供元:スラド

northern 曰く、 米国シカゴで開催中の国際学会で米国時間の6日、高エネルギー加速器研究機構などの研究グループが、素粒子ニュートリノの実験で宇宙に物質がある謎を解く手がかりとなるデータが得られたと報告したそうだ(朝日新聞読売新聞日経新聞 研究グループによる発表PDF)。

 茨城県東海村の施設からニュートリノのビームを飛ばしスーパーカミオカンデで検出する実験で、ニュートリノと、その反物質の反ニュートリノではニュートリノ振動が起きる確率が違うことを示すデータを得たとのこと。まだ誤差の可能性があり、実験を継続してデータを増やしていくという。

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