PCMCIAカード型PCの製品化を目指したクラウドファンディングプロジェクト

2016年8月2日 09:56

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 かつて主としてノートPC用のインターフェイスとして採用されていたPCカードに、CPUやメモリ、ストレージ、HDMI、USB、MicroSDカードスロットといったインターフェイスを組み込んがモジュラー型のPCを製品化しようというプロジェクトがクラウドファンディングで資金募集を行っている

 このプロジェクトは「Earth-friendly EOMA68 Computing Devices」と名付けられており、CPUにはARM Cortex系のA20(デュアルコア、1.2GHz)、2GBのメモリ、8GBのフラッシュメモリ、Micro HDMインターフェイス、Micro USB端子、MicroSDカードスロットを搭載する。PCMCIAと同じく68ピンのコネクタを備えており、このコネクタ経由でディスプレイやキーボード、電源などを備えたドック(「housing」と呼ばれている)に接続して利用する。Housingには小型デスクトップPCのような形状のものや、ノートPCのような形状のものが計画されている。

 本体がコンパクトで持ち運びしやすく、また安価(現在65ドルの出資で入手可能)なのが特徴。また、複数の拠点でPCを使う場合、housingをそれぞれに設置しておいてカード部分のみを持ち運べば良いというメリットもある。ただ、ARMアーキテクチャなので既存のWindowsマシンを置きかえるには難しいというデメリットは大きそうだ。

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