関連記事
爪噛みや指しゃぶりはアレルギーを防ぐ?
記事提供元:スラド
爪噛みや指しゃぶりの癖のある子はアレルギー反応が起きにくいという研究が発表された。[写真拡大]
あるAnonymous Coward曰く、 爪噛みや指しゃぶりの癖のある子はアレルギー反応が起きにくいという研究が発表された(GIZMODO、ハフィントンポスト)。
この研究では1037人の子供を対象に、5歳、7歳、9歳および11歳の時点での爪噛み癖と指しゃぶり癖の有無を、そして13歳および32歳でアレルギー反応検査を行った。
13歳の時点では被験者の約半数でダニや犬猫、もしくはカビに対するアレルギー反応が検出されたとのこと。しかし爪噛みもしくは指しゃぶりのどちらかの癖がある場合アレルギー持ちの割合は40%に、爪噛みおよび指しゃぶりの両方の癖がある場合にはこの割合は31%にまで低下した。
この傾向は家庭内の喫煙者の有無や犬猫の飼育の有無、イエダニへの曝露といった要因にも左右されず、大人になるまで継続されたとのこと。また花粉症及び喘息の発症率に違いは確認されなかった。
爪噛みや指しゃぶりは親としては止めさせたい癖だろうが、悪い面ばかりではないのであまり神経質にならなくてもよいのかもしれない。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | 医療
関連ストーリー:
金属アレルギーの原因は金属ナノ粒子、という研究結果が発表される 2016年06月13日
東京大学、食物アレルギーの悪化を防ぐ物質を発見 2015年07月25日
赤ちゃんのうちに様々なバクテリアに晒されると、アレルギーを発症しずらくなる 2014年06月12日
アレルギーを治したいなら汚い犬を飼え 2013年12月19日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク