改革の政策責任者「為替介入は必要」―日本のこころ・和田政宗氏

2016年6月26日 18:51

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 英国のEU離脱決定の影響が急速な円高、株価の大幅下落など日本経済に大きな影響を及ぼし始めていることに対する受け止め、対応について日本の心を大切にする党の和田政宗政調会長は26日のNHK番組で「日本経済や世界経済への悪影響には速やかに手を打たなければならない。短期的には円相場の乱高下を食い止めていく」ことと為替の安定を図る必要を語った。

 また「(24日の円相場をみていると)為替に市場原理を超えた投機的な動きがみられる。こうした動きには政府も世界経済も断固として(対応策を)とるべき」とし、為替介入もすべきとした。

 和田政調会長は「中期的には金融緩和、財政出動での対応が必要で、補正予算を組むことや内需拡大のほか、外国人の観光客拡大などで日本経済の足腰を強化することが大事」とした。

 新党改革の荒井広幸代表は「キャメロン首相の政治的失敗」との認識を示したうえで「国民が分断するようなものを国民投票にかけて政権を維持していきたいということ。幸い(日本は)安倍政権なので、持ちこたえると思う」と安倍政権の運営に信頼を示した。

 荒井代表は一方で「安倍政権は格差是正や家庭にまだまだ目を向けていかなければいけない」とし、持論の「家庭ノミクス」をアベノミクスに反映するよう求めた。また、為替介入は必要だとした。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
EU離脱に「躊躇なく必要な対策を」稲田氏
総理は明日にも大型補正組むとの発表を 下地氏
大幅な財政出動で内需盛り上げ 石田政調会長
【今週の振り返り】世界をゆるがした英国の国民投票の悲劇的結末
英国のEU離脱の影響注視する 財相と日銀総裁

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事