インド、Googleストリートビューのサービス計画を却下

2016年6月16日 22:58

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 インドでのGoogleストリートビューのサービス計画をインド内務省が却下したそうだ(The HinduIndia TodayPress Trust of IndiaThe Next Web)。

 却下の理由は主に国防省が懸念を示したことによるものだ。ストリートビューに軍事施設が表示されるようになると国防上の問題があり、サービスが一度開始されてしまえば監視は困難になる。道が複雑に入り組んだインドの都市ではストリートビューが観光客や災害発生時などに役立つ一方、テロリストがターゲットの確認に使うなどの悪用も懸念されているようだ。

 Googleは2011年にバンガロールでストリートビュー用の撮影を開始したが、当局により中止させられている。現在はタージマハルなど有名な観光スポット数か所で試験的にストリートビューを提供しているが、サービスをインド全域に広げる計画だったという。

 インドでは地理空間データの作成を認可制とするGeospatial Information Regulation Bill 2016が提案されており、現在パブリックコメントの受付中だ。Kiren Rijiju内務大臣は、この法律が施行されればインターネットベースのアプリケーションに関する問題が解決すると述べているとのことだ。

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