Apple、新ファイルシステム「Apple File System」を発表

2016年6月16日 10:02

印刷

記事提供元:スラド

 Appleが新たなファイルシステム「Apple File System(APFS)」を発表した(Engadget JapaneseAppleの開発者向けドキュメント)。

 ドキュメントによると、APFSはOS X(macOS)10.12のDeveploper Preview版に含まれる模様で、正式リリースは2017年になるようだ。Apple製品向けの次世代ファイルシステムという位置付けで、現行のHFS+が持つすべての機能をサポートしつつ64ビットiノード、ナノ秒単位でのタイムスタンプ、拡張可能なブロックアロケータ、sparseファイルのサポート、クラッシュ保護機構などの改良を加えたファイルシステムになるという。

 また、FlashストレージやSSDへの最適化、copy-on-writeメタデータ、ファイルやディレクトリのクローン、スナップショットなどの新機能も提供する。暗号化機能も強化されるようだ。

 スラドのコメントを読む | アップルセクション | アップル | ストレージ

 関連ストーリー:
Windows の次世代ファイルシステム ReFS 2012年01月19日
Mac OS X向けのZFS、開発停止? 2009年10月26日
ext4が開発フェーズを終了。次世代ファイルシステムへの橋渡しとなるか? 2008年10月22日
Apple、ZFSをMac OS Xに移植するためにSunへ接触か 2006年05月01日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事