ふるさと納税の寄付額が前年の4倍超に―総務省

2016年6月15日 14:57

印刷

 2015年度のふるさと納税の寄付額が、14年度の4倍以上に当たる1,653億円に達したことが総務省のまとめで分かった。寄付件数は726万件。14年度は191万件で389億円だった。

 最も多く寄付を受けたのは、宮崎県都城市の42億円で、静岡県焼津市の38億円、山形県天童市の32億円が続いた。

 ふるさと納税の増えた自治体にその理由を聞くと「返礼品の充実」(56.9%)、「制度の普及・定着」(55.9%)、「15年度の制度拡充(ふるさと納税枠の倍増、ふるさと納税ワンストップ特例制度の創設)」(44.2%)が挙げられた。

 返礼品が高額化することに懸念を示す総務省は今年4月、換金性の高い商品などの自粛を要請したが、91の団体が、「通知を受けて見直しをした」または、「する予定がある」と回答している。

関連記事