5月の倒産件数は今年最少―東京商工リサーチ

2016年6月8日 19:44

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企業倒産件数(負債総額1,000万円以上)の月次推移を示すグラフ。(東京商工リサーチの発表資料より)

企業倒産件数(負債総額1,000万円以上)の月次推移を示すグラフ。(東京商工リサーチの発表資料より)[写真拡大]

 2016年5月度の企業倒産件数(負債総額1,000万円以上)が今年最少の671件で、5月としては26年ぶりに700件を下回ったことが東京商工リサーチの調べで分かった。負債総額は1,158億5,200万円だった。

 前年同月比では、件数で7.3%減、負債総額では9.3%減で5月としては過去20年間で最少規模だった。一方で、建設業倒産が145件(前年同月比0.6%増)で、3カ月ぶりの前年同月比増加となった。

 地区別では、東北が今年最多となり、福島県が10件と5年ぶりの2ケタ件数。従業員数別では5人未満の構成比が72.8%で、2カ月連続で70%を上回った。円安関連倒産は11件で、3カ月ぶりに前年同月を上回った。

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