AMD、第7世代モバイルAPUを発表。2014年モデル比で最大56%の性能向上

2016年6月3日 21:03

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 AMDが開発コードネーム「Bristol Ridge」および「Stoney Ridge」と呼ばれていた新モバイルAPUラインナップを発表した(Engadget JapanesePC Watch)。

 基本的なアーキテクチャは現行世代(開発コードCarrizo)から変わらないものの、2014年版モデルと比べて最高52%、一部では最高56%も処理性能が向上しているとAMDは主張している。このような大幅な性能向上を果たした理由は、ダイに乗っている各部の細かい機能を徹底的にチューニングしたことによるものだとしている。具体的には、チップの特性に応じた電圧および動作周波数制御の最適化やより詳細な温度管理などが行われているようだ。

 最上位のFXシリーズはモバイル向けCore i7の内蔵グラフィックスに比較してグラフィックス性能が53%高く、コンピューティング性能(CPUとGPUを合わせた計算性能)は51%高い。電力効率は、ローカルに保存したフルHD動画再生時の消費電力を第6世代APUと比較すると、FXシリーズの場合は12%、A9シリーズでは41%低い消費電力で再生が可能になったという。

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