Windows 10 Insider Preview、Edgeの拡張機能をストアでインストール可能に

2016年5月13日 21:32

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 Microsoftは10日、Windows 10 Insider Preview ビルド14342をファーストリング向けに提供開始した。モバイル版が提供されているかどうかはブログに記載されていないが、その他の記述を見る限りPC版のみのようだ。本ビルドは予定よりも1日早く提供が開始されてしまったようで、手元の環境ではブログでのアナウンスが出る前にダウンロードが始まっていた(Windows Experience BlogGabe Aul氏のツイート)。

 本ビルドでは「ストア」アプリからのMicrosoft Edge拡張機能インストールが公式にサポートされ、先日ストアで発見されていた「AdBlock」および「Adblock Plus」のほか、「Page Analyzer」がプレビュー版の拡張機能として追加されている。これにともなって拡張機能の仕様が変更されているため、以前のビルドでインストールした拡張機能は再インストールするする必要がある。将来のビルドでは、このような場合に拡張機能が自動で再インストールされるようになるとのこと。

 Microsoft Edgeの「拡張機能」ペインにある「ストアから拡張機能を取得する」のリンク先は拡張機能プレビュー版の紹介ページのままだが、紹介ページで各拡張機能の入手用リンクをクリックすると「ストア」アプリで拡張機能の詳細ページが開き、「無料」をクリックすることで拡張機能がインストールされる。「拡張機能」ペインで「拡張機能の読み込み」をクリックすればストア以外からの拡張機能インストールも可能だが、過去に公開されていた拡張機能は仕様変更により動作しない可能性がある。

 なお、本ビルドではインストールした拡張機能をすべて無効にすると、Microsoft Edgeが終了できなくなったり、Webページでのコンテキストメニューが使用できなくなったりすることがあるという。そのため、使用しない拡張機能は無効にするのではなく、アンインストールすることが推奨されている。テストした環境では、両方の現象が発生した。

 このほかMicrosoft Edgeでは、Webサイトからリアルタイム通知を受け取る機能や、スワイプ操作によるナビゲーション機能が追加されている。また、Bashの機能改善やマウスの中ボタンでアクションセンターの通知を消す機能の追加、UACダイアログのダークテーマ対応なども行われている。

 本ビルドでは25項目の修正が行われた一方、シマンテックのセキュリティ製品でブルースクリーンが引き起こされるといった問題も発生しているという。また、Microsoftアカウントの連絡先に登録したユーザーとWi-Fi接続を共有する「Wi-Fiセンサー」機能が削除されている。コードの更新にかかるコストと需要の少なさを考慮した結果、これ以上の投資をする価値がないと判断されたとのこと。ただし、推奨されるオープンWi-Fiスポットに接続する機能は引き続き利用できるようだ。

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