被災者支援「プロセス更に早めるよう」安倍首相指示

2016年4月28日 09:31

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記事提供元:エコノミックニュース

安倍晋三総理は27日の熊本地震非常災害対策本部会議で「九州新幹線の試験走行が始まり、順調に進めば、午後には博多から鹿児島まで全線でつながる。九州自動車道も今月中に全面復旧させ、九州を南北に結ぶ大動脈を回復する」と交通インフラの復旧加速を語った。

 また「熊本市で27日から自衛隊の応援を得て、路上にあふれている瓦、ブロック、家具といった瓦礫などの仮置き場への排出を迅速に進めることにした。住まい確保については旅館、ホテルの二次避難所や公営住宅等の応急的な住まいの確保、受け皿の確保は進んでいる。入居者決定についても、り災証明書は後から提示していただいても良いとするなど柔軟な対応で順次決まり始めた。プロセスを更に早めていただきたい」と指示した。

 また総理は被災者の権利や利益を守るため、今般の地震を特定非常災害に指定するための閣議決定手続を急ぐよう指示。総理は指定すれば「運転免許証や飲食店営業許可の有効期間の延長など、被災された方々に対し、様々な特別措置が講じられることになる。被災された方々の生活の再建、被災地の復旧、復興のために何ができるか。知恵を絞り、できることに全力を挙げていただきたい」と関係閣僚に適確、迅速な対応を指示した。(編集担当:森高龍二)

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