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補正予算案、5月中頃までに提出・成立見通し
自民党の佐藤勉国対委員長と民進党の安住淳国対委員長が25日、会談。熊本地震の震災復旧へ5月中旬にも補正予算案が提出され、今国会で成立の見通しになった。
この日の会談後の記者団の質問に、安住国対委員長は「佐藤国対委員長から熊本地震発生を受け、直ちに補正予算の編成に入りたいという話があった」とし「来月中旬までに予算編成作業を終え、国会に提出したいので協力をということだった」と語った。また「私の方からは震災に限定した補正予算については了解する旨伝えた」とした。
安住国対委員長は佐藤国対委員長に対し「具体的な協力に向け、政策提案を今週中に出すので、それを補正予算に盛り込んでもらいたいという話もした」と語り、あわせて、岡田克也党代表も、安倍晋三総理も熊本地震被災地を訪ねているので、現状認識も踏まえ、補正予算に反映できるよう『党首会談』も求めた旨を明かした。
また、安住国対委員長は「東日本大震災の例を踏まえれば共産、社民、生活などの皆さんの声を聴く場面もあっていいということも申し上げた」とし、自民党は党で検討するとした。
なお補正予算については、安倍総理が住宅確保や生活再建支援金支給に必要な費用を含め「被災者支援に要する経費を計上するとともに『熊本地震復旧等予備費』を創設し、被災者の人らの事業の再建、道路・施設等のインフラ復旧、がれき処理等を迅速に進めていくため十二分の備えを整えたい」としており、今国会中の補正予算成立を図りたい考えを示している。(編集担当:森高龍二)
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