被害認定など最優先に仮住建設も先手で―安倍晋三首相

2016年4月26日 09:18

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記事提供元:エコノミックニュース

 菅義偉官房長官は25日午後の会見で、熊本地震発生から震度1以上の地震回数が午後1時現在で888回になったと発表した。そのうえで「余震が断続的に発生しており、引き続き警戒が必要」とした。

 また「南阿蘇村で高齢の男性と見られる御遺体を発見したという報告があり、地震による死者は48名になった」とした。また「熊本県を中心に重傷者283名、軽傷者1107名』出ているとした。

 ライフラインについては「引き続き復旧しつつあり、原発については原子力規制庁から引き続き異常はないと報告を受けている」と語った。

 また第16回非常災害対策本部会議で安倍晋三総理から「発災から10日経過し、被災地は精神的にも肉体的にも困難な状況に置かれていることを認識し、被災された方々に避難所や自動車から安心な住まいへ一日も早く移っていただくために、被災家屋の被害認定、罹災証明書の交付等に最優先で取り組むこと、仮設住宅の建設も先手、先手で進めていくよう指示があった」とし「被災者の生活支援に全力で取り組む」考えを示した。(編集担当:森高龍二)

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