熊本地震「引き続き警戒が必要」―菅官房長官

2016年4月20日 20:25

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記事提供元:エコノミックニュース

 菅義偉官房長官は20日の記者会見で熊本地震について「余震が断続的に発生しており、引き続き警戒が必要」と警戒を続けるよう呼びかけた。震度1以上の地震がこれまでに673回を数えているという。

 また、地震による死者が47人になったことや新たに心肺停止で1人が発見されたこと。重傷者220人、軽傷者927人を把握していることを発表した。

 また被災者への食料支援では90万食の配送を昨日までに終えたとしたうえで「追加の90万食は被災者の栄養状態や年齢なども考慮し、パン、おにぎりのほかに、レトルトカレー、缶詰、栄養補助食品、ベビーフード、介護食品などを確保し、本日中に50万食を配送、残りの40万食については、明日、明後日、それぞれ20万食配送する予定」と語った。

 ライフラインについては約4000戸で停電、約10万5000戸でガス供給停止、約9万1000戸で断水になっているが、電力は阿蘇市及び南阿蘇村の一部を除き、復旧は完了している。家屋倒壊、がけ崩れ等が著しい箇所を除き、電源車配備によって本日中に停電を全て解消する予定、とした。

 ガスについても本日中に6700戸で改善される。以降、順次復旧予定とした。水道について、特に熊本市内においては約5万8000戸が断水状態だが、今週中に復旧する見込みとした。(編集担当:森高龍二)

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