熊本地震「引き続き警戒が必要な状況」政府

2016年4月18日 20:47

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記事提供元:エコノミックニュース

 菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で熊本地震について「余震が継続的に発生している。熊本地震については引き続き警戒が必要な状況」と発表した。

 また、地震による被害では死者が前日より1人増え「42人」になった。また「熊本県を中心に重傷者210人、軽傷者885人を把握している」とした。

 菅官房長官は「本日も警察・消防・自衛隊・海上保安庁・医療部隊等による3万人規模体制で捜索・救助活動、生活支援に当たっている」とし「特に被害が集中している南阿蘇村については引き続き、倒壊建物等の下敷きになっておられる方がおられる可能性のあるところを中心に捜索・救助活動を実施している。本日は昨日より800人増やし、合計4000人の体制で行っている」とした。

 また支援物資について「政府の非常災害対策本部の物資調達・輸送班が避難者数に応じた3日分の食料90万食の調達・輸送を進め、市町村指定拠点に昨日までに約4万1000食を配送しており、本日中に36万5000食を配送する予定」と語った。

 菅官房長官は「支援物資は避難者1人1人の手元まで確実に届けなければ意味がないと考えている。各市町村の指定場所から先への物資輸送が困難な場所に対しては自衛隊と連携しつつ万全を尽くしていきたい」とした。(編集担当:森高龍二)

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