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定額制音楽ストリーミングサービスが著作権侵害を誘発するという懸念
taraiok 曰く、 米国では音楽ストリーミングサービスにより音楽業界が上向きつつあるという。その中でも「Spotify」のような定額制音楽ストリーミングサービスの成長が著しい。WSJによると音楽サービスに占めるシェアは2014年は27%であったのに対し、2015年の割合は34%にまで上昇。収入も52%増の12億ドルであるという。一方で、音楽ストリーミングサービスの普及は別の問題を生み出しつつあるそうだ(VERGE、Slashdot)。
その問題とは、特定の楽曲が特定のサービスでしか聴けないというもの。各サービスは競争力を保つため、そのサービスでしか聴けない曲を増やそうとする。ミュージシャンも「Apple Music」にしか曲の配信を認めないという例も出てきている。聴きたい曲が複数のサービスに分かれていた場合、すべてのサービスに加入する必要が出てくる。聞き放題がウリの定額制音楽ストリーミングサービスが逆に音楽の選択肢を狭めることになりかねない結果に繋がっている模様。一部ではこうしたサービス間の障壁が、海賊版の需要を再び増やすきっかけにならないかと懸念されているようだ。
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