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竹内製、久光製薬、パソナなど/本日の注目個別銘柄
<7261> マツダ 1475 -30.5大幅反落。為替市場での円高進行が嫌気される。先週末の海外市場では円高傾向に変化が見られず、東京市場の寄り付き後もさらに円高が進む形となっている。自動車セクター内でも相対的に円高のマイナス影響が大きいとみられており、株価の売り材料につながっている。先週末は円高傾向が続く中で強い動きとなったが、短期的な買戻しの動きが中心と見られ、あらためて戻り売り圧力が強まる状況に。
<6773> パイオニア 338 +25買い優勢。政府では、自動車メーカーや地図メーカーと連携して、2018年までに自動運転に必要な情報を盛り込んだ立体道路地図を作ると報じられている。走行空間センサー「3D-LiDAR」への期待が高いほか、HEREと共同で自動運転・高度運転支援向け高度化地図の活用に関し協議を進めることに合意している同社には、メリット期待などが高まる展開となっているもよう。本日は、アイサンテクノ、ゼンリン、パスコなども自動運転車の地図関連として買い優勢に。
<7545> 西松屋 1186 +68買い優勢。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を1220円から1300円に引き上げている。「納期管理の徹底に伴う的確な商品投入」、「製造業からスカウトした技術者が開発した新しいPB拡充」などの施策効果が持続するほか、円高メリットも期待されることで、新年度業績も順調推移が続くとみているようだ。17.2期営業利益は会社計画の68億円に対して75億円を予想。
<2267> ヤクルト 5280 +410買い優勢。宅配専用商品である乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト400」、「ヤクルト400LT」の希望小売価格を5月30日から値上げすると発表している。現在の1本当たり70円から80円に値上げするもよう。ヤクルト400の価格改定は1999年の発売以来初めて、原材料価格の上昇に伴うものとしている。3月には、リニューアルの実施とともに、「ミルミル」の値上げを実施している。
<6432> 竹内製 1420 +34買い先行。先週末に決算発表、前2月期営業利益は162億円で前期比53%増益、従来計画の145億円や市場予想もやや上回る着地になったとみられる。一方、今期は123億円で同24%減益の見通し、市場予想の160億円レベルを大きく下回っている。決算発表を受けて、野村證券では投資判断を格下げへ。ただ、円高の悪影響は相当程度織り込み済みであるほか、前期配当金を従来予想から引き上げで今期も増配見通し、発行済み株式数の2.55%を上限とする自社株買いも発表していることで、株主還元策の充実も評価されているようだ。
<2168> パソナ 673 -100下落率トップ。先週末に第3四半期の決算を発表している。累計営業利益は20億円で前年同期比14%減益となり、通期予想は従来の47億円から37億円に下方修正している。M&Aによるグループシナジーや新規事業の立上遅れが顕著になっているもよう。人材関連銘柄は総じて好決算が多い中、失望売り圧力が強まる状況に。
<4530> 久光製薬 5550 +480大幅続伸。先週末に前2月期の決算を発表、営業利益は277億円で前期比35%増益、今期は280億円で同1%増益の見通しとしている。前期実績はほぼ想定線だが、今期は減益も想定されていただけに安心感が強まる格好となっている。また、発行済み株式数の2.36%、120億円を上限とした自社株買いの実施を発表したことも、需給面からの期待材料につながっている。
<8016> オンワード 776 +47強い動き目立つ。先週末に前2月期の決算を発表している。営業利益は37.8億円で前期比34%減益、会社予想の46億円は下回ったが、市場予想との比較ではサプライズは限定的に。今期は45億円で同19%増益の見通し、こちらも市場予想に近い水準で、特にサプライズは大きくない。一方、発行済み株式数の3.24%に当たる500万株を上限とした自社株買いの実施を発表しており、短期的なアク抜け感とともに買い材料につながっているようだ。
<6701> NEC 267 0売り先行。JPモルガン証券(JPM)では、投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げしている。目標株価も400円から300円に引き下げへ。ITサービス需要の軟化、定常的に発生する不採算は改善しないという前提に基づいて、業績予想を下方修正しているもよう。17.3期営業利益は1630億円から1300億円に引き下げているようだ。なお、会社ガイダンスとしては1200億円前後を想定と。《XH》
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