ウィゴー「ダミー」 二階堂ふみ主演映画とコラボーション

2016年4月8日 17:34

印刷

記事提供元:アパレルウェブ


「蜜のあわれ」ポスタービジュアル。「ダミー」のデザイナーを務める澤田石和寛氏が、同映画の衣装デザインも手がけた。

 ウィゴー(東京、中澤征史社長)のカジュアルブランド「ダミー(DAMMY)」は、大正~昭和期に活躍した詩人・小説家の室生犀星(むろうさいせい)が晩年に発表した小説を映画化した「蜜のあわれ」が4月1日に全国公開されたのに合わせ、女性刺繍アーティスト・イラストレーターmaegamimami(まえがみまみ)さんが書き下ろしたイラストを起用したコラボレーションTシャツを同日発売した。

 「DAMMY」のプロデューサーでありデザイナーの澤田石和寛氏が、「蜜のあわれ」の衣装デザインを担当していることから実現した。ホワイト、ブラックの2色展開で、フリーサイズ。税抜き価格4,990円。DAMMYラフォーレ原宿店ほか、全国WEGO主要店舗で販売する。缶バッチ2個が付き、自社オンラインストア「WEGO WEB STORE」のみ予約販売となる。

 澤田石氏は、これまでにも映画「CAUGHT IN THE WEB(原題)」(チェンカイコー監督)や「新宿スワン」(園子温監督)「信長協奏曲」(松山博昭監督作品)などの衣装デザインを担当。「十三人の刺客」では、「第5回アジアフィルムアワード」のベストコスチュームデザイナーにノミネートされた。

 原作「蜜のあわれ」は、室生の理想の女の結晶と言われ、変幻自在の金魚の姿を持つ少女赤子と老作家の会話を中心に構成された超現実主義(シュルレアリスム)小説。幻想的な世界観から映像化が難しいと言われており、映画化の情報解禁当初から注目を集めていた。監督は、前衛表現の旗手として「生きてるものはいないのか」や「シャニダールの花」などの代表作を持つ石井岳龍氏。ヒロイン赤子役に若手実力派女優の二階堂ふみ、室生自身を投影したと言われている老齢作家役にベテラン俳優・大杉漣


 澤田石和寛がデザインした朱色と深紅で構成された赤子の衣装や赤子が読んでいる雑誌、赤子の表情などにmaegamimamiさんの独特な解釈が加えられたイラスト。映画のポスタービジュアルと同じ構図になっている。

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

関連記事