関連記事
4月利上げの可能性は残されているのか?
記事提供元:フィスコ
*19:00JST 4月利上げの可能性は残されているのか?
6日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)(3月15-16日分)の議事録によると、4月利上げの是非について議論していたことが確認された。数名のメンバーはデータ次第で4月利上げは正当化される可能性があると指摘したようだ。ただし、数名は4月に利上げを行った場合、市場に対して誤ったシグナルを送ることになるとの理由で4月利上げに反対していた。
市場参加者の間からは、「世界の金融・経済情勢の動向や米経済成長やインフレ見通しについてFOMCメンバーの間で意見が分かれており、コンセンサスが形成されにくい状況になっているのではないか」との声が聞かれている。
なお、ドル相場についてはFOMCメンバーの多くがドル高の影響を懸念しているものとみられており、この思惑で一部の投機筋がドル売り・円買いを進めているとみられている。しかしながら、4月のFOMC会合までにドル安が一段と進行した場合、利上げの環境は整備されるとの見方もあり、ドル安・円高が急速に進行する可能性については懐疑的な意見も少なくないようだ。《MK》
スポンサードリンク