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理研、iPS細胞から毛包や皮脂腺などを持つ「皮膚基幹系」の再生技術を開発
記事提供元:スラド
理化学研究所(理研)と株式会社オーガンテクノロジーズ、北里大学、東北大学らの共同研究グループが、マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、毛包や皮脂腺といった皮膚付属器官(皮膚器官系)を再生する技術を開発したと発表した(理研の発表、Science Advances掲載論文)。
開発されたのは、マウスiPS細胞から胚葉体(EB)[2]と呼ばれる凝集塊を形成し、この凝集塊を複数合わせてコラーゲンに埋め込んでマウス生体に移植するという手法。さらに、このiPS細胞由来皮膚器官系から毛包を10~20本含む「再生皮膚器官系ユニット」を分離して別のマウス皮下へ移植することで、機能的な毛包を再生することにも成功したという。
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