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Microsoft、ボットを開発・利用するための「Bot Framework」を発表
headless 曰く、 MicrosoftのAIチャットボット「Tay」ではトラブルが発生したばかりだが、Microsoftは30日にボットを作成・活用するためのフレームワーク「Microsoft Bot Framework」を発表している(Verge、WinBeta)。
Microsoft Bot Frameworkは、作成したボットを電子メールやSMS、インスタントメッセンジャーなどのコミュニケーションチャンネルと接続する「Bot Connector」、ボットを開発する「Bot Builder SDK(Node.js、C#)」、ボットを公開したり、公開済みのボットを使用したりできる「Bot Directory」といった、3つの主要コンポーネントで構成される。
Build 2016の基調講演ではMicrosoftのナデラCEOが将来のコンピューティングはAIとの対話が中心になると語っており、サンプルボットも複数公開されている。
ちなみに、Tayは30日に一時復活していたが、再び不適切な発言を繰り返し、Twitterアカウントは非公開設定となっている。30日のTayのツイートでは随所に悪口がちりばめられており、「警官の前でマリファナを吸っている」といった内容の返信もしていたという。また、21万人を超えるフォロワーにスパムのような内容のツイートを送信したりもしていたようだ。Microsoftでは、Tayは引き続きオフラインのままで修正が行われていたのだが、テスト中に誤ってTwitterアカウントが短期間アクティブになってしまったと説明しているとのことだ(VentureBeat、Guardian、Mashable、Verge)。
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