生態学者、グアンタナモの刑務所を研究施設にすることを提案

2016年3月24日 10:39

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 米国とキューバは昨年7月に国交を回復しているが、残された課題にグアンタナモ問題がある。グアンタナモ湾地域は1903年以降、米国が永久租借する権利を得ている。米国はここに「テロ容疑者の収容所」を設置して尋問などに活用してきた。グアンタナモ湾全体返還も検討されているが、議会の反対等もあり進んでいないのが現状だ。そんな中、生態学者のJoe Roman氏らはグアンタナモに研究ステーションを設立すべきだと主張している(VOXScienceSlashdot)。

 Joe Roman氏によると、キューバは長年経済制裁を受けてきたため手つかずの自然が多く残されているとのことで、キューバの沿岸生態系を保護し、カリブ海地域全体で環境保全と生態系の研究を強化する対応が必要だとしている。この研究施設は気候変動や海洋の保全、生物多様性の損失に対処することを目的としたもので、ウッズホール海洋生物学研究所をモデルとするのが良いとしている。

 グアンタナモ海軍基地のインフラを活用すれば建築自体は容易だとしているが、政治的な情勢を勘案すると実現は非現実的だと考えられる。

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