大阪大、iPS細胞からの目の主要細胞の作製に成功

2016年3月15日 18:06

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 大阪大学の研究グループが、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から角膜の一部や水晶体、網膜といった目の主要な部位の細胞をまとめて作ることに世界で初めて成功したそうだ(NHKマイナビニュース)。

 ヒトのiPS細胞に「ラミニン511」というたんぱく質を加えて1か月ほど培養すると、丸い形をした細胞の塊ができることを確認したという。この塊には4つの層があり、それぞれ神経や網膜、水晶体、角膜といった目の細胞の元になる細胞がまとまっていたという。

 また、これらの細胞から作製した角膜組織をウサギに移植し機能させることにも成功。iPS細胞による機能的な角膜細胞作製は初めてで、角膜再生の臨床研究実施を2016年度末にも学内倫理委員会へ申請するとのこと。

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